見える化
よく学校現場では、抽象的なことやものについては想像ができない子どものために、視覚的に指導をします。
例えば折り紙を折るときに、「端と端を合わせて三角に折ります。」と言葉で伝えても子どもたちの頭の中に残るのは「〇△□*+~三角に折ります。」となります。(最後の言葉しか残らないんですよね。)
つまり、いろいろ説明しても、最初の方の説明はすっぽ抜けて最後に言われたことしか覚えられないものなのです。また、その逆に最初の言葉だけを聞いて後は脳みその容量オーバーで頭に入ってこない場合もあります。
そこで、言葉の説明に加えて、動作をつける(手本を見せる)ことで視覚的に物事をとらえて理解できるようになります。
お片付けの見える化
それでは、お片付けにおける見える化はどのようにすればよいか。
一番効果的な方法は、物の住所を決め、表札を貼っておくとよいです。
おもちゃならおもちゃ箱。文房具なら机の引き出し。ゲームならテレビ台の中。などなど、それぞれ各家庭ごとに物の置き場所が決まっていると思います。決めっているのに片付けられないのは、子どもが面倒に思って片付けられないわけではありません。
片付ける場所や片付け方がわからないことがほとんどです。
大人でも初めてのことや難しいことで、やり方がわからないことには躊躇してしまいますよね。
新入社員でいきなり社長に挨拶をするとか
初めて赤ちゃんを抱っこするとか
子どもも同じです。子どもは毎日が初めての連続。最初は丁寧に辛抱強く教えていきましょう。
何となく覚えてきたら
子どもがお片付けの場所を何となく覚えてきたらチャンス!
パチンコでは確変突入くらいチャンス!(パチンコやったことないですけど笑)
多少片付ける種類が違ってもOK
お人形のボックスに積み木を持っていってしまっても絶対に
「ダメじゃない」とか「違うでしょ」なんて言ってはいけません
たとえ入れる場所を間違えたとしても、お片付けができたことを全力で褒めて下さい!
「すごいじゃーん。自分でお片付けできたの!?」
「ママ(パパ)とっても嬉しいよ」
そんな肯定的な言葉を大げさに伝えてあげてください。
ご褒美は何をあげたらいいの?
さて、お片付けができるようになった。そこでご褒美をあげたくなってしまいますが、あまり良い手ではないでしょう。
[お片付けをすると何か買ってくれる]
[お片付けをすると美味しいものが食べられる]
と学習してしまうとご褒美がないと何もできなくなってしまいます。
はっきり言ってご褒美にお菓子やおもちゃを買ってあげる必要はありません。
ご褒美はギューと頭をいい子いい子が一番。
まとめ
・物の住所を決める (片付ける場所)
・少しでもできたら大げさにに褒める
・最後にギュー
それでは
良き子育てライフをお過ごしください
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