2016年08月13日

他人と同じものを着ているという状況が生まれにくい「しまむら」の成長戦略

しまむら服、人気の秘訣とは?

先日帰省中の息子を田舎に迎えに行った際、見かけました。

 

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ファッションセンターしまむらです。

 

帰省する度に目に入るしまむらの店舗は、筆者にとっては田舎に帰省した・・という感覚を目覚めさせてくれるバロメーターにもなっている。もちろん都心でもしまむらの店舗は数多くある。ただ駐車場付きの店舗は少なく、どうしても入りづらいという感覚は否めない。地方に強いしまむらの魅力は、車で買い物に立ち寄れることと言ってもいいのかもしれない。

 

 

もう一つ、しまむらの魅力といえばこちら。

 

 

他人と同じものを着ているという状況が生まれにくい!ということ。

これは少品種多量展示が基本のユニクロとは一線を化す戦略なのだ。

 

??どういうことでしょう?

 

 

しまむらでは、同じ品番の商品を1店舗に数枚しか置かないそうだ。つまり、例え小さい街の商圏であっても、お客同志が同じ服で遭遇することはめったにないことが挙げられる。その上価格が安いとくれば、来年には着れなくなる子ども服などは主婦に取っては希少価値が上がるとてもありがたい服となるのだ。

 

 

店頭では同じラックの中に違う商品ばかりが掛けられていたり、棚を見れば違う商品ばかりが畳んで重ねられたりしている・・・ユニクロと大きく違う棚のレイアウトなのだ。

 

 

またしまむらで取り揃える服の特徴として、メーカーからの買い取るというセレクト型で多品種、少量販売が最大の特徴。たとえば、商圏世帯数が小さな5000世帯前後のマーケットであっても300坪程度の面積で店舗を立ち上げる。そのため立地条件は悪いが、1店舗あたり3億〜3.5億円程度の売り上げを狙い、3年間で初期コストを回収する戦略なのだそうだ。

 

 

ユニクロの服は街を歩いていれば誰かしら同じ服!と被ってしまう。

しかししまむらで買う服は少なくとも住んでいる地域で同じ服を着ている人の確率が格段と下がる!

 

つまり、こういうことも言えそうだ。

仮に家にある子ども服の種類にあまり詳しくないお父さんがしまむらを訪れ、子ども服を買うとしよう。ファッション感覚やデザインの問題までは好みの違いもあるので言及はしないが、少なくとも子ども服のサイズさえ間違えなければ、子どもに着せる服も近隣や知人と被る可能性が極めて減り、妻からも迷惑がられない!ということになる。

同じことをユニクロで行うとすれば、近隣や知人と被る確率もあがってしまう。そして妻からも、こんなセリフをもらってしまいそう。

「・・それ、隣の◯◯ちゃんが着てる服と一緒よ。別に買わなくても良かったのに!」

せっかく購入した子ども服もこんな評価をいただいては、次回購入する意欲も削がれるというもの。

 

 

 

しまむらで購入する子ども服は、知らず知らずこんなところで希少価値が芽生え、人気の原因を生んでいるのかもしれない。