2016年07月06日

乳がん検診はもはや無意味??

乳がんについて

乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を、一般人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績を持つ近藤誠さん。彼は著書でもこう述べている。

 

 

乳がんはタチが「いいもの」と「悪いもの」に分かれます。タチがいい方は、放っておいても転移せず、命取りにもならないので、検査で見つける意味がない。

 一方で、タチが悪いものは見つけて治療しても、転移がひそんでいる可能性が高いため、治らない。どちらにしても、乳がん検診はムダだということです。

 

何とも過激な発言です。その根拠はというと、

 

近年、欧米で行われた数万人規模の臨床試験で確認されていることでもあり、マンモ検診を定期的にうけたグループでは、乳がんの発見数が増えたそうだ。しかし乳がんによる死亡数は減らなかった、というよりも若干増えている。がん死が減らなかったことから、マンモグラフィは「無効」ないし「無益」と言えると見解。また、検診グループで乳房切除が増えたことは、明らかに有害とも。欧米では、乳がん検診が有害無益であることは既に常識になっているとか。

 

有名人を引き合いに出すと、一時期マスコミが騒ぎ立てた元・女子プロレスラーで現在タレントの北斗晶さん。彼女が乳がんを告白したあと、マスコミが乳がん検診をしきりに勧め、各地の検診施設に希望者が殺到したそうだ。しかし北斗さんのケースは、乳がん検診に意味がないことの、まぎれもない証拠だった・・と近藤氏は述べる。理由は、彼女が定期的にうけていたマンモ検診では、乳がんが発見できなかったから。北斗さんは「乳首のひきつれ」に自分で気づき、乳がん発見にいたったわけだ。

 

 

最近では、市川海老蔵さんの妻で小林麻央さんの乳がん発表。近藤氏はここでも、マスコミが「乳がん検診を受けて」と叫んでいることに懐疑的な意見を放つ。その影響で、意味もなく乳房を失う女性が激増してしまうからだ。

 

 

何れにしてもマスコミ以上に医学のことなんか一般人にはわかりませんよね。検診を受けることが良しと考えてしまうのも無理はありません。人は安心を得たいのです。これは生きる上での本望でしょう。

 

 

ただ、乳がんには「いいもの」と「わるいもの」に分かれることを再認識しておく必要もありそうです。乳がん検診が無駄!と今すぐには思えませんが、やはり治るものと治らないものとは最初から決まってしまっているということか・・・