2016年09月27日

ヤクザの子ども、幼稚園入園拒否!?法的にはどうなの・・?

幼稚園に入園拒否される子どもとは?

秋のさながら本番、もう10月は直ぐそこまで来ています。

 

10月というシーズンは、都心に住む母親にとっては大変な時期。

幼稚園への入園面接や何やらで、子息を希望の幼稚園に入れる大忙しの季節です。

 

上の子と同じ幼稚園ならすんなり入れる確率も高いのですが、そうでない初めての子どもの入園までの道のりたるや、お母さんは情報収集から願書提出に面接へととても気を使うでしょう。もうぐったりだと思います。実際に入園する子どもだってまだ幼少でわけもわからない状態で母親に付き添われ行動を共にする始末・・なのです。

 

 

ところで、今回はちょっと気になるニュースを取り上げたいと思います。

 

タイトルは『「ヤクザ」の子どもの幼稚園入園を拒否…法的に問題ないのか?

 

というもの。弁護士ドットコムというサイトで掲載されていました。

 

何でも、現役のヤクザ(暴力団員)100人にアンケートを実施したところ、「家族は不利益を被ってますか?」という質問に対して、100人中90人が「はい」と回答したそうなのです。

 

ヤクザといえば反社会的組織でいたるところで敬遠される職業ですよね。自身で選んだ道なのかそうでないのかは問われず、ヤクザというだけで近づき難い存在になります。

 

 

で、そのお子さんはというと・・。

 

 

親がヤクザであることで、子どもの就学にデメリットがあり、なかには幼稚園への入園を断られた幹部がいるという・・という話。

 

 

これを読んで、複雑な気持ちになりました。

 子どもには何ら責任はなく、親の責任ということになるのでしょうか?

 

「ヤクザとその子どもは別人格!!」

弁護士の大川一夫氏曰く、

 

「問題なのは、暴力団員本人ではなくて、その子どもの問題です。暴力団員とその子どもは別人格であり、子どもには子どもの人権があります。子どもにとって親は選べません。そもそも、自分の力のおよばないところを理由に差別することは原則として許されません。

それゆえ、親がヤクザというの理由だけで、子どもが幼稚園に入園することを拒否することは、その子どもを『差別』をしていることになります。不合理な差別であり、憲法上の平等原則に反します。

 

 

つまり国公立の幼稚園の場合には、ほかの合理的な理由(定員になったなど)で拒否するのでなければ、平等原則違反として違法!ということになるそうです。でも定員満員での拒否なんて、実際幼稚園側の管轄になるので、その子を選ばないように人選してしまえば親にはわかりませんよね。

 

 

また、私立幼稚園の場合は、幼稚園経営をする自由があります。その家庭と『契約をする・しない』の範疇になるというわけです。つまり契約ですから入園許可も不許可も自由!ですが、積極的に採用するとは思えませんよね。

 

 

子どもは親を選べない。

当たり前ですが、親の職業なんて子どもにとっては無関係です。

そういう側面からすると、ヤクザの子だからといって、差別するのは如何なものかという観点に行き着きます。

しかし、一般論として、ヤクザの家庭と密に親しくするなんて行動も勇気がいるし、万が一不利益を被ってしまう場合だってありますから、そうそうできはしません。

 

 

ところで、入園拒否されたお子さん達は一体どんな幼稚園に入園していくのでしょうね。そのことが非常に気になりました。

 

 

我が娘もこの10月は入園手続きの季節になります。もちろん、彼女が行こうとしている幼稚園なんて、自身で選ぶことは叶いません。親の都合によるものです。

 

 

幼稚園問題、希望しても入園できない程子どもが密集している地域や定員が少ないなど、ヤクザの子でなくても親が希望する幼稚園に入れない時代なのです。もう少しなんとかならないものでしょうか・・・。